最近では成人式に行かない人も少なくありません。
「成人式は行くべき」という意見もあるようですが、成人式は行かないとだめなのでしょうか。
この記事では「成人式は行かなくてもよいのか」ということについて、成人式に行かない人の割合や、子供や親の意見などを見ながら考えていきます。
成人式に行かない人の割合
成人式に行かない人の割合を男女別に見ると、男性は39%、女性は29%という結果になっています。
成人式に参加しない人はそれほど少なくはないようです。
とくに男性は振袖を着ることがないためか、参加率が低くなっています。
成人式に行かないとだめなのか?
成人式に出席することは任意で、義務ではありません。
成人式はその年度に二十歳になる人たちが成人になることを祝う、自治体が主催しているイベントです。
参加したくない人は無理に参加する必要はありません。
成人式に行かない人の考え
どうして成人式に行かないのか、成人式に行かない人の考えを男女別に見てみます。
女子・娘
1位:会いたくない人がいるから 21%
2位:帰省できなかったから 14%
3位:準備が大変だから 10%
4位:仕事が忙しいから 8%
4位:成人式の日が空いてなかったから 8%
6位:仲の良い友達がいないから 6%
7位:天気が悪かったから 1%
その他 32%
3位の「準備が大変だから」という理由は女性ならではの意見です。
男性・息子
1位:仕事が忙しいから 25%
2位:帰省できなかったから 17%
3位:成人式の日が空いてなかったから 9%
4位:会いたくない人がいるから 5%
5位:準備が大変だから 4%
6位:天候が悪かったから 3%
7位:仲の良い友人がいないから 2%
その他 35%
「仕事が忙しいから」が最も多くなっています。
成人式に行かない事は親不孝なのか?
成人式は人生の節目のイベントで成長した姿や晴れ姿を見せられる機会でもあることから、世間では「親への感謝の気持ちを表すために成人式に出席すべき」という考えあるようです。
中には「成人式に参加しないのは親不孝だ」などという意見もありますが、成人式に行かない事は親不孝なのでしょうか。
「成人式に参加したい」と思う子供の意見
「成人式に参加したい」と思う子供の意見は次のようなものです。
・人生一度の大事なイベントだから
・友達に会いたいから
・振袖や袴などが着られるから
・出席することが当然だと思うから
このように、子供が成人式に出席したい理由は主に自分のためであり、親孝行のためと考えている人は少ないのです。
親が「親孝行」と感じること
親はどういうことが「親孝行」だと感じるのか見てみます。
・子供が元気で幸せならそれでいい
・人に迷惑をかけないように過ごしてほしい
・思いやりの気持ちを忘れずに生きてほしい
・親より長生きしてほしい
・時々「調子はどう?」などと気にかけてくれたら嬉しい
・「親孝行したい」と思う気持ちがある時点で親孝行
「子供に幸せでいること」「大人らしく人生を生きること」「親を気遣う心」が親孝行だと感じる親が多いようです。
確かに自分の子供の晴れ姿が見られたら嬉しいと思います。
しかし「子供に幸せでいてほしい」という意見が多いので、自分の子供が嫌な思いをして成人式に出席することを喜ぶ親は少ないと考えられます。
成人式に出席しなくても親不孝なわけではないということがわかりました。
成人式に行かなくて後悔した人の声
成人式に出席しなかったことを後悔した人もいます。
仕事や人間関係などの理由から欠席して後悔した人の声には
「晴れ姿を親に見せてあげればよかった」
「小学校時代や中学校時代の友達と再会し新しいつながりを作りたかった」
という声があります。
親として成人式に行かない子供にできること
子供が成人式に出ない場合、後で後悔しないために親がしてあげられることにはどんなことがあるのでしょうか。
成人式に出ない場合は、子供に振袖などを着てもらい、家族で記念写真を撮りお祝いすることをおすすめします。
最近では、成人式に行かずに振袖を着て撮影する方が増えてきています。
振袖のレンタルだけを承る業者も増えてきているので、レンタルだけして写真は自分で撮ることも可能です。
ネットで検索すると安くレンタルできる業者もあります。
スマホでも十分きれいな写真が撮れます。
振袖の代わりにドレスを着ることもできます。
フォーマルな服を着て、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど家族みんなで写真を撮るのがおすすめです。
写真を撮るだけでも立派な記念になります。
撮影の後は家族みんなでお祝いに食事会に行くというのもおすすめです。
まとめ
最近では成人式に参加しない人はそれほど少なくはないようです。
成人式に出席することは任意であり、義務ではありません。
子供や親の意見を見ると、成人式に出席しないことは親不孝なわけではないということがわかります。
振袖やドレスなどを着た晴れ姿で、家族みんなで写真を撮るという方法でも立派な記念になりますので、自分にあった方法で成人式を祝いましょう。
コメント