零細企業は待遇が悪く働きにくいという声もありますが、実は働きやすい面もあるのです。
このページでは、零細企業によくある働きにくい面や、働きやすい面をそれぞれご紹介します。
零細企業を辞めたい人続出!?零細企業あるある
零細企業には、待遇が良くない会社も多くあり、辞めたいと思っている社員も多くいるのです。
まずはじめに、零細企業によくあるデメリットをご紹介します。
休みがない
零細企業は休みが少ない傾向が強いです。
大企業であれば土日が休みで週に休みが2日あるという場合がほとんどですが、零細企業は週に1日しか休みがないということもあります。
零細企業は社員の人数が少ないので、仕事が増えた時は全員で分担してこなさなければなりません。
そんな時な一人だけ定時に帰るのは気が引けるという人がほとんどなので、本来の労働時間よりも長く働くことになってしまうことも多いのです。
無能なワンマン経営者
零細企業は、ワンマン社長が圧倒的に多くいます。
カリスマ的なワンマン社長の一言で物事が決まるという会社が多いのです。
ワンマン社長による経営では、経営に失敗した事例たくさんあり、社員も居心地の悪い職場環境となります。
ナンバーツーも不在でワンマン経営がひどい会社では、ワンマン社長の暴走を止めることができなくなります。
ナンバーツーなどワンマン社長に対抗できる存在がいないと、ワンマン社長が行う横領、粉飾決算、背任、法令違反、パワハラ、セクハラなどの不正行為を防止する手立てがなくなってしまうのです。
社長の婦人が実の権力者
社長が奥さんの言いなりになっていて、社長ではなく社長の奥さんが一番の権力者となっている会社もあります。
社長の奥さんが会社の高いポジションにいたり、会社の一番の権力者となっていたりする会社は多いのです。
社長婦人が良い人である場合は良いかもしれませんが、社長婦人が悪い人である場合は大変です。
社長婦人が気に入らないことは通らないということになるので、会社の経営が社長婦人のわがままに振り回されてしまいます。
このような状態では、社員の意見も聞いてもらえません。
公私混合
経費の公私混同は、零細企業では起こりやすいことです。
社長が自ら起業し、すべての株式を持っているような会社には、厳密に公私の区別をつけていない会社が多くあります。
たとえば、家族や友人との飲食費を「交際費」として、会社の経費で処理していたり、私物である自動車を会社の資産として減価償却したりする社長がいるのです。
経営者による公私混同の振る舞いがある会社は、経営が傾きやすく、会社が上手く経営していけない大きな理由となっています。
辞めたい人多い
零細企業には、会社を辞めたいと思っている人が多くいます。
零細企業の離職率は、規模が大きい大企業に比べて高いことがわかっています。
最近では労働者の心の健康に関心が高まっていて、大企業を中心に労働安全衛生法に基づいたストレスチェック制度などが整備されています。
しかし零細企業では、このような対策をしていない会社が多いのです。
就業規則がない
零細企業の中には就業規則がない会社があります。
労働基準法では、社員が10人以上いる会社に対して就業規則を作成することが義務とされています。
逆に社員数10人未満の会社には法的義務がないこともあり、就業規則を作ることに消極的な会社が多いのです。
実は意外と働きやすい!?零細企業あるある
零細企業は、人によっては働きやすい面もあるのです。
ここからは零細企業にあるメリットをご紹介します。
上下関係がない
少人数である零細企業には、上下関係があまりない会社もあります。
このような会社は、一人一人の社員が意見を言いやすい環境であり、社員の声が経営陣に届きやすいのです。
上下関係があまりなく社員の声を大事にしてくれるような会社では、年齢や社歴の長さにかかわらず様々な社員の意見が取り入れてもらえます。
仕事で若手社員からのアイデアが採用される可能性も高いので、やりがいを感じながら働くことができるのです。
ボーナスが現金支給
零細企業の中には、ボーナスが現金で支給される会社があります。
ボーナスが現金支給されると「自分の働きが今月も報われた」という気持ちをより感じることができます。
人によってはお小遣いが増えるというメリットもあります。
働き頭として家計を支えている場合、お小遣い制になっている人も多くいます。
その場合は給料が銀行に振り込まれるとそのまま家庭のためのお金となるので、自分が好きに使えるお金があまりないという場合もあります。
そこでボーナスが現金支給であると、内緒で自分が好きなことにお金を使って、残ったお金を家庭に入れることができます。
このように、お小遣いが増えることに喜ぶ社員もいます。
割と何でも自由
零細企業は大企業よりも自由があります。
大企業に勤めている場合「プライベートでも会社でもきちんとしなくてはいけない」という会社もありますが、零細企業は比較的自由です。
大企業では1つのことをするために、いくつもの部署への申請や承認が必要になることがありますが、零細企業ではこのようなことがないので新たな事業に挑戦しやすいのです。
アイデアを自由に出しながら仕事をすることができます。
早くから責任ある仕事を任せてもらえる
零細企業は社員の人数が少ないので、早くから責任のある仕事を任せてもらえます。
若いうちから責任のある仕事を経験することで、成長も早くなります。
やる気やスキルによって、大企業よりも早い段階からチームリーダーなど責任ある仕事に挑戦できるのです。
零細企業の中にはベンチャー企業など成長中の会社が多いので、考え方も保守的ではなく、新しい事業にも積極的にチャレンジする傾向があります。
そのためやる気をアピールすれば、自分が提案した新規事業のチームリーダーを任せてもらえるなど、チャレンジできる面白さがあるのです。
会社が大きくなると役職をもらえる
上記での説明のように、零細企業は社員の人数が少ないので、早くから責任のある仕事を任せてもらえます。
早くから責任のある仕事をこなして高いポジションにいれば、その後会社が大きくなった時に役職がもらえるのです。
このように零細企業は出世しやすいというメリットもあります。
まとめ
ご紹介したように、零細企業には働きにくい面もあれば働きやすい面もあるのです。
零細企業への就職や転職を考えている方は、ぜひこのページの内容を参考にしてみてください。
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