バッター液とは、小麦粉・卵・水を混ぜて作る衣液のことで、簡単に揚げ物を調理できます。
この記事では、バッター液について、メリットやデメリットをご紹介します。
バッター液の作り方や、残ったバッター液の活用方法もご紹介するので参考にどうぞ。
バッター液とは?
バッター液とは、小麦粉・卵・水を混ぜて作る衣液のことです。
とんかつなどの揚げ物を作る時に使われるもので、お店では業務用のバッター粉という粉を水で溶いたものを使って調理しています。
バッター液の名前は、英語のbatterからきていて、このbatterとは揚げる具材に衣をつけるための液のことです。
バッター液のメリット
バッター液を使うと下記のようなメリットがあります。
下処理が簡単
バッター液を使うと、簡単に下処理ができるので手間がかかりません。
一般的な揚げ物の調理では、具材を小麦粉→卵→パン粉の順番でつけるので手間や時間がかかります。
これに対してバッター液を使うと、バッター液をつけてパン粉をまぶすだけで簡単に下処理ができ、洗い物も減るので、楽に調理できて時短になります。
パン粉が均等についてはがれにくくなる
バッター液を使うとパン粉が均等について、衣がはがれにくくなります。
衣がきれいについた状態で仕上がります。
コロッケを作る場合は、バッター液をまんべんなくつけることで揚げた時に破裂するのを防ぐこともできます。
バッター液のデメリット
バッター液を使うとパン粉がしっかりつくので、衣が厚くなりすぎることがあります。
衣が厚くなりすぎるとその分多くの油を吸うので油っこく重くなってしまいます。
バッター液を薄めて調整しましょう。
バッター液の作り方・黄金比
バッター液の作り方と材料の黄金比をご紹介します。
材料
- 卵:1個
- 小麦粉:大さじ4
- 水:大さじ2
バッター液の材料の黄金比は、卵1個に対して小麦粉は大さじ4、水は大さじ2です。
作り方・手順
- ボウルに卵を入れ、水を加えて混ぜる
- 小麦粉を入れて混ぜる
小麦粉がダマにならないように混ぜます。
手で混ぜるとダマになりにくく、素早く混ぜることができます。
残ったバッター液の処理方法
残ったバッター液を捨てる時には注意が必要です。
バッター液はドロドロしているので、そのままシンクの排水溝に流してしまうと排水管の途中で固まってしまうことがあります。
環境にもよくありません。
バッター液の捨て方をご紹介します。
固形物にしてから捨てる
残ったバッター液をフライパンで焼いて固形物にしてから捨てるという方法です。
この方法で捨てる方は多くいます。
燃えるごみとして捨てる
牛乳パックに新聞紙やぼろ布などを入れて、その中にバッター液を入れ、牛乳パックの口を閉じて燃えるごみとして捨てます。
古い油を捨てる時と同じ捨て方です。
庭に埋める
庭の土に埋めて捨てるという方法です。
これは庭がある家に住んでいる人が可能な捨て方になります。
バッター液の活用方法
残ったバッター液を捨ててしまうのはもったいないので、ぜひこちらを参考にしてリメイク料理を作ってみてください。
コロッケ
バッター液を使ったコロッケの作り方をご紹介します。
材料
- バッター液
- パン粉
- じゃがいも:5個
- 玉ねぎ:1/2個
- 挽き肉:150g
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ3
- つゆ:大さじ3
- 塩胡椒:少々
- 牛乳:大さじ2~3
作り方
- じゃがいもは皮をむいて一口サイズに切りゆでる。玉ねぎはみじん切りにする。
- ゆでたじゃがいもを空炒りして水分をとばし、潰す。
- 挽き肉を炒め、玉ねぎを入れて炒める。
- 醤油・佐藤・つゆを入れ、水分が少なくなるまで煮詰める。
- 2と3をまぜて塩胡椒で味を整えて牛乳を入れ柔らかくして、丸める。
- バッター液をつけてパン粉をつける。
- 油で揚げたら完成。
唐揚げ
バッター液を使った唐揚げの作り方をご紹介します。
材料
- バッター液
- パン粉
- 鶏もも肉:300g
- 生姜:少々
- にんにく:少々
- 醤油:大さじ1.5
- 片栗粉:大さじ1.5
- 小麦粉:大さじ1.5
作り方
- ビニール袋の中で鶏もも肉に生姜・にんにく・醤油を順番に揉み込んで、30分寝かす。
- 溶き卵・片栗粉・小麦粉を順番に入れて混ぜる。
- バッター液に鶏肉を3秒間浸す。
- 油の温度を170℃にし、5分くらい揚げる。
- 途中で裏返し、油の音が軽くなりキツネ色になるまで揚げる。
- 最後、油の温度を180℃に上げ、1〜2分くらい揚げて表面をカリッとさせたら完成。
串カツ
バッター液を使った串カツの作り方をご紹介します。
材料
- バッター液
- パン粉
豚肉:好きな分量
作り方
- 竹串に食べやすい大きさに切った豚肉を刺す。
- バッター液を深さのあるコップに入れる。
- バッター液をつけてパン粉をつける。
- 170〜180度でキツネ色に揚げたら完成。
まとめ
小麦粉・卵・水を混ぜて作るバッター液を使うことで、簡単に揚げ物を調理できるようになります。
揚げ物を作る際には、ぜひ今回ご紹介したバッター液の作り方や残ったバッター液の活用方法を参考にしてみてください。
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